世界の行事をむすぶ水引の会(日本・お正月 ことはじめ)

明けましておめでとうございます。和工房 包結Web担当の城下です。

 

昨年も和工房 包結 森田江里子の作品を楽しんでくださる皆様と素晴らしい1年を過ごさせていただく事ができました。ありがとうございました。

2007年に、水引を広めることを夢見て和工房 包結を立ち上げてから12年。

気が付いてみれば「水引」の知名度もこの12年間で随分上がり、「水引に触れてみたい」と水引の会に来られる生徒様も、「水引折方の古典や礼法をもっと深く学びたい」と水引折方コースを志望される生徒様も一段と増えて、和工房 包結として日本文化の普及の為にできる事を改めて考えた1年でした。

毎年、年の終わりには「あれもやりたかった、これもやりたかった」という具合に「やり残したもの・来年やりたいもの」の話が尽きません。

2020年も和工房 包結の水引の世界をさらにたくさんの方々に広げていけるよう、皆様に助けていただきながら楽しんでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い致します!


それでは、京都教室「世界の行事をむすぶ水引の会」の12月の作品をご紹介します。

テーマは日本の「お正月・ことはじめ」。

キリリと美しいしめ飾りや、かわいらしい干支飾りなど、たくさん登場しましたよ。

 

 

「ちょろ」といわれる、京都でよく見られるしめ飾りを水引で結びました。

京都では江戸時代から明治にかけて、「ちょろけん」という門付(獅子舞などに代表される、家々を回って祝歌や舞などを披露する民俗芸能)が流行しました。とてもユーモラスな姿形をしていますのでぜひこちら(→ちょろけんGoogle画像検索)をご覧ください。

今では「ちょろけん」の風習を見ることはできませんが、しめ飾りの形として残っています。

 

 

 

こちらも「ちょろ」を水引で結んだもの。

「紙垂(しで)」の形にも流派があり、吉田流、白川流、伊勢流に分けられます。上の写真は白川流です。

 

 

 

水引で結んだ、いろいろな輪飾り。

飾る場所が限定されておらず、水回りや車など様々な場所に飾られます。

一番左は、伊勢流の紙垂を付けたシンプルな輪飾り。

「豆」「熨斗」「眼鏡」「ちょろ」と並びます。

 

 

 

しめ飾りは本来は縄を綯(な)って作るものですが、紅白の水引で結んでみるとおめでたさが増しますね。

潔く色を絞ることで、シンプルな中にも強さのあるデザインになりました。

 

 

 

仙台に伝わる輪通しを水引のお正月飾りにアレンジしました。

昆布(よろこぶ)、神(紙垂)、松(待つ)で、「わらわら(藁)と喜んで神を待つ」という意味があるそう。

 

 

 

数年前から、お正月には京都の町を歩き回ってしめ飾りを撮影・収集していた森田。

こちらは栗の林万昌堂さんや錦市場のお漬物屋さんなどで見かけたしめ飾りをヒントに、三つの束を綯ったもの。

 

 

橙(子孫繁栄)や裏白(清廉潔白を表す)などは、鏡餅などのお正月飾りにも見られる定番モチーフですね。

 

 

 

こちらも京都で見かけるごぼう注連。

その名の通り、ごぼうのような形です。紙垂の形は吉田流。

 

 

普段使う縄は右へねじりますが、しめ縄は特別なものなので左へねじる「左綯い」になっています。

 

 

 

 

飾る場所を選ばない輪飾りは、車や自転車、農機具、窓、物干し竿など色々なところに飾られてきました。

大事な仕事道具に飾って「一年間ありがとう、今年もよろしく」と感謝の気持ちをあらわすのは、いかにも日本らしい風習だなと思います。

私も愛用のMacbookをお正月仕様にしてみました。

 

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主な参考文献・資料

つくって楽しむわら工芸 瀧本広子 大浦佳代 農山漁村文化協会
しめかざり 森須 磨子 福音館書店
しめかざり—新年の願いを結ぶかたち 森須 磨子 工作舎

 

 

 

続いて、干支飾りです。

2020年の干支はねずみ。

害獣と見られてしまう存在でもあるねずみですが、白鼠は七福神のひとりで商売繁盛の神様、大黒様の使いでもあります。

富の象徴である金俵にちょこんと乗せて、おめでたく。

 

 

 

こちらはオンラインショップで販売中のたわらねずみです。

金俵が三つになって、おめでたさも三倍!

こちらからご注文いただけます。→干支飾 たわらねずみ

 

 

 

こちらもめでたい、だるまと白鼠。

ねずみは小さいので、いろいろなめでたモチーフと組み合わせる事ができて楽しいですね。

 

 

 

お正月の縁起物でもある「手毬」とねずみ。

丸々とした形は家庭円満の象徴でもあります。

 

 

 

ねずみといえばチーズということで、こんな遊び心も。

玄関に飾ってあったら、ふと目を留めたお客様の笑顔が見られるかも。

 

 

 

ねずみと稲穂のお正月リース飾り。

気軽にお正月の気分を楽しめます。

 

 

 

 

そして、お年玉やお世話になった方への心付けに使える、干支のぽち袋です。

おめでたいあわび結びをアレンジしたデザインで、お正月にぴったり。

華やかな銀鼠と、素朴な白鼠。どちらがお好みでしょうか。

オンラインショップで販売中です。

→ぽち袋 ねずみ(白)

→ぽち袋 ねずみ(銀)

 

というわけで、2019年、世界の行事を結んできた水引の会、12月に日本に戻ってきた形となりました。

2020年1月からは日本全国に伝わる様々な縁起物を結ぶ、「縁起ものをむすぶ水引の会」がスタートします。

1月のテーマは新年にぴったりの「商売繁盛」。

かわいい水引の招き猫・福だるまを結びます。

日本各地で長年伝えられ、愛されてきた縁起ものを、開運の願いを込めて水引で結んでみませんか。

 

水引教室の詳細・ご予約はこちらから。

 

こだわりのご祝儀袋や和のしつらえ、よそおいを彩る和工房 包結の水引細工。

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